Dance and Chorus Without Scores by 100 People
GEROの主宰であるダンサー・伊藤キムが指揮者となって100人を相手に合唱パフォーマンスを展開します。リズム・ハーモニーといった音楽の約束事にとらわれず、コトバやカラダも使いながら自由に声を出すパフォーマンスです。象の鼻テラス周辺の開港の丘や防波堤、船上なども使いながら自由に象の鼻空間全体を移動しつつ、100人の声で海辺エリア全体を覆い尽くします。
Kim IToh
GERO主宰。87年舞踏家・古川あんずに師事。95年「伊藤キム+輝く未来」結成。96年フランス・バニョレ国際振付賞、02年第一回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞、08年横浜文化賞奨励賞。05年にバックパックを背負って半年間の世界一周の旅に出る。15年新カンパニーGEROを結成して10年ぶりに創作活動を再開。京都造形芸術大学客員教授。かなっくホール(横浜市神奈川区民文化ホール)レジデンスアーティスト。
身体や声・言葉にまつわる生々しい感覚を、伊藤キム独特のユーモアや皮肉を交え提示している。発語に音楽的要素を取り入れた「身体という楽器で言葉を演奏する」というGERO流表現スタイルで、身体・声・言葉が自由に響き合うことを追求している。