Extreme Hopscotch
子どもの頃にやった「けんけんぱ」。その地面に引かれた印こそ、誰もが同じ動きをしてしまう動きの補助線。これもまた、振付と言えるのではないでしょうか。その補助線を、象の鼻パークにあれこれ引いてみようと思います。その名も「超けんけんぱ」。
参加者は、その場にひかれた複雑な「けんけんぱ」の印から、求められる動きを読み解き、問題を解くように遊ぶことができます。複数種類用意されている「超けんけんぱ」ですが、定刻になるとどこからともなく「けんけんぱマスター」が現れ、10秒も経たないスピードで美しく「超けんけんぱ」をクリアし、過ぎ去っていきます。
私たちは、ダンスをそのまま上演するのではなく、補助線を媒介に、私たちの振付に気軽に参加していただくと同時に、たまに現れる「けんけんぱマスター」=お手本の、動きの巧みさに目を留めていただきたい。パフォーマンスが劇場上演の形以外で、パブリックスペースと共存できる方法を考えました。
*けんけんぱマスターの登場は6月15日(土)、16日(日)を予定しています。
Yohaku
ロジックを担当する加藤と、感性を担当する秋山のユニット。活動3年。コンテンポラリーダンスを紙芝居と融合させた「やけに前衛的な桃太郎」、白線渡りをしながら踊る屋外ダンス映像作品「白線の湖」、Excelを用いて舞台上に複雑な動きの交錯を実現させる「スクランブル交差空間」、劇場のロビーを使った洗濯物をテーマにしたミュージカル「洗濯姫」等、形態・メディアを自由に変化させながら作品を作っている。
アーカイブ: http://ugokizukan.com/
1991年東京生まれ。振付家。コーディネーター。パフォーミングアーツを中心に企画制作をする傍ら、自らも作品制作をし、大学卒業後に立ち上げた「身体企画ユニット ヨハク」ではこれまで11作品を発表。2018年は、あうるすぽっとや金沢21世紀美術館シアター21で発表した。
振付、作劇、落語、等、幅広く舞台活動を続けながら、それらをミックスした作品作りを続けている。200人以上の社会人が参加する通称「社会人公演」hopestageでの振付、d倉庫現代劇作家シリーズでの脚本・演出など。
デザイン協力:佐藤萌香
けんけんぱマスター:ミドリ/加藤航平、ピンク/高位妃楊子、キイロ/藤木由衣、アオ/神谷剛史、杉本音音