Shells - Personal Space for Facing with X -
Shellsは、風景が広がり人が行き交うパブリックな場で、あえて周囲を遮蔽し個人的空間体験を生み出すための仮設的造形物の可能性について考えるプロジェクトです。
パークに点在して配置された半透明なシェルに入り、中に座ると、円形の開口部と向き合うことになります。それは、空、木、海、象、リンゴなど、その向こうに切り取られたパークの象徴的風景Xを見るための窓として機能します。半透明な膜が外部の刺激を緩やかに遮り、限定された対象とのみ向き合う、いつもとは少し異なる場の体験を提供します。
技術的には、長谷川、筧により2016年に考案されたチューブによる立体造形手法「Single-Stroke Structures」をもとに、コンピュテーショナルに設計された1本の連続したビニールチューブの積層と空気による膨張により多様な形状の半透明シェルを構成します。
芝生エリア・水際エリアでの体験
実施日程詳細 *天候不良時は中止することがあります
6月7日(金) 16:00-18:30
6月8日(土) 13:00-19:00
6月9日(日) 13:00-19:00
6月10日(月) 16:00-19:00
6月11日(火) 16:00-19:00
6月12日(水) 16:00-19:00
6月13日(木) 16:00-19:00
6月14日(金) 16:00-19:00
6月15日(土) 13:00-19:00
6月16日(日) 13:00-19:00
Yasuaki Kakehi Laboratory, The University of Tokyo
HCI研究者でありメディアアーティストの筧康明(東京大学大学院情報学環 准教授/慶應義塾大学環境情報学部 客員准教授)が主宰する研究室。2008年に慶應義塾大学環境情報学部にて発足し、2018年からは東京大学大学院情報学環に籍を移す。大学キャンパス内に加え、横浜・関内に研究スペース(JST ERATO万有情報網プロジェクト研究拠点)を構えて研究・制作活動を展開している。研究室では、人間の五感や物理素材の特性とデジタル情報を掛け合わせ、身体、道具、コミュニケーションを拡張するインタラクティブメディアを開発する。その成果は、Ars Electronica、文化庁メディア芸術祭、ICC、YCAMなど、国内外の多くの展覧会、学会、フェスティバルにて発表され、受賞も多数。
http://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp
Credit:
ディレクション: 筧 康明
造形デザイン: 山岡 潤一、村山 拓海
グラフィック: 伊達 亘
研究・開発: 村山 拓海、山岡 潤一、長谷川 貴広、筧 康明